「引き出しの奥から、透明な板にはめ込まれた金色のコインが出てきた」。封も切らないまま何十年も置かれていた——実家の片づけでよく出てくる品です。
金貨の買取金額は、二本の道筋に分かれます。メイプルリーフやウィーンのような地金型金貨は、含まれている純金の重さ×その日の金相場でほぼ決まります。純金1オンス(約31.1g)の金貨なら、2026年7月時点で70万円前後です。
もう一方の道筋が、明治の旧金貨や記念金貨。こちらは金の重さとは別に、年号・発行枚数・状態でプレミアが乗ります。同じ20円金貨でも、大正4年なら数十万円、明治10年になると3,000万円。桁が3つ違うほど開きます。
やっかいなのは、この二種類が見た目で区別しにくいこと。金の重さぶんだけで計算されると、年号に乗っていたはずの上乗せが丸ごと消えます。加えて金貨は偽物の多い品でもあり、金メッキやタングステン入りが昔から出回ってきました。
そして金貨は、小さいわりに1枚で数十万円になる品。それを封筒や紙袋に入れて電車で運ぶのは、気持ちのうえでも重い作業です。店を探して持ち込む前に、自宅まで来てもらう出張買取も並べて比べてみる価値があります。
この記事では、地金型・記念金貨・旧金貨それぞれの相場から、金相場との付き合い方、偽物の確かめ方、売ったあとの税金までまとめました。読み終える頃には、手元の1枚をどこへ出すか決められるはずです。
この記事を読んでわかること
- 地金型金貨・記念金貨・旧金貨それぞれの買取金額の目安
- 金相場で毎日動く金額を、いつの時点の数字として読めばいいか
- 金メッキ・タングステン入りの偽物を疑うときの確かめ方
- 磨く・素手で触るなど、金額を落としてしまう扱い方
- フリマ・総合リユース店・買取業者の向き不向きと、売ったあとの税金
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金貨の買取相場|重さで決まる金貨と、年号で決まる金貨
金貨の買取金額は、数万円から数千万円までひらきます。下の帯を占めるのが小さいサイズの地金型金貨で、上の帯にいるのが発行枚数の少ない明治の旧金貨。あいだに記念金貨が入ります。古銭全体の値段の付き方は古銭買取の相場で整理していますが、金貨は「金という素材そのものに値段がある」ぶん、他の古銭と読み方が違うところがあります。
| 金貨の区分 | 買取金額の目安 |
|---|---|
| 地金型金貨(1オンス) | 約68万〜72万円 |
| 地金型金貨(1/10オンス) | 約6万〜7万円 |
| 日本の記念金貨(10万円金貨) | 約35万〜62万円 |
| 日本の記念金貨(1万円金貨) | 約30万〜41万円 |
| 日本の旧金貨(明治・大正・昭和) | 約13万〜3,000万円 |
| 海外のアンティーク・記念金貨 | 数万〜数十万円 |
この表を見るときに、ひとつ頭に入れておきたいことがあります。金貨の値段は「金としての値段」と「集める人にとっての値段」を足したものだということ。地金型金貨は前者がほぼ100%で、旧金貨は後者が大部分を占めます。

前者は毎日動きます。後者は年単位でしか動きません。同じ「金貨の相場」という言葉でも、動き方がまるで違うわけです。区分ごとに順に見ていきます。
地金型金貨の買取相場(金相場ベース・2026年7月時点)
純金1オンスの地金型金貨で、買取の上限はおよそ70万円台前半です。メイプルリーフ・ウィーン・イーグル・クルーガーランド・カンガルー——名前は違っても、含まれている純金が同じ1オンスなら金額はほぼ横並び。デザインや発行国で差が付く品ではありません。
| 金貨・サイズ | 含まれる純金 | 買取の目安 |
|---|---|---|
| メイプルリーフ金貨 1オンス | 約31.1g | 〜約715,000円 |
| メイプルリーフ金貨 1/2オンス | 約15.6g | 〜約353,000円 |
| メイプルリーフ金貨 1/4オンス | 約7.8g | 〜約173,000円 |
| メイプルリーフ金貨 1/10オンス | 約3.1g | 〜約69,000円 |
| カンガルー金貨 1オンス | 約31.1g | 約680,000〜700,000円 |
| クルーガーランド金貨 1/4オンス | 約7.8g | 約176,000〜186,000円 |
数字の根拠はきわめて単純です。田中貴金属工業が公表した2026年7月24日の金の店頭買取価格は1gあたり23,163円。純金1オンスは31.1035gなので、掛け算すると約72万円になります。表の上限がそのすぐ下に並んでいるのは、そこから業者の取り分を少し引いた金額だからです。

このうちメイプルリーフ・クルーガーランド・ウィーンの3種は、世界三大金貨と呼ばれて流通量の多い顔ぶれです。手元の金貨がこの3つのどれかなら、金相場から金額を見当付けられると考えて構いません。
ひとつ紛らわしいのが金の品位です。メイプルリーフとウィーンは99.99%の純金ですが、イーグルとクルーガーランドは銅や銀を混ぜた22金でできています。ただし混ぜものぶんだけ重く作ってあるため、含まれる純金はどちらも1オンス。品位の数字だけを見て「こちらのほうが安いはず」と考えなくて構いません。
小さいサイズほど1gあたりの単価は下がります。1/20オンスのような極小サイズは製造の手間が価格に乗っているため、売るときには金の重さぶんに戻る、と思っておくのが無難でしょう。
日本の記念金貨(10万円金貨・1万円金貨)の買取相場
天皇陛下御在位60年の10万円金貨で約35万〜50万円、御即位記念の10万円金貨なら約55万〜62万円が目安です。額面は10万円ですが、含まれている純金がそれを大きく上回るため、金額は地金の値段に引っぱられます。
| 記念貨幣(発行年) | 純金の量目 | 買取の目安 |
|---|---|---|
| 天皇陛下御在位60年 10万円金貨(昭和61年) | 20.0g | 約350,000〜500,000円 |
| 天皇陛下御即位記念 10万円金貨(平成2年) | 30.0g | 約550,000〜620,000円 |
| 皇太子殿下御成婚 5万円金貨(平成5年) | 18.0g | 約380,000〜420,000円 |
| 天皇陛下御在位10年・20年 1万円金貨 | 20.0g | 約400,000円前後 |
| 長野五輪・東京2020 1万円金貨 | 15.6g | 約300,000〜340,000円 |
額面1万円の金貨が40万円前後になる、という数字に驚くかもしれません。純金20gという量目を思い出すと納得がいきます。20g×23,163円で、金だけで46万円を超える計算。額面はあくまで貨幣としての表示であって、中身の値打ちとは別物なのです。

この御在位60年の10万円金貨には、覚えておきたい出来事があります。平成2年1月、スイスから輸入された金貨が銀行の検査で偽造と判明。調べが進むと、日本へ流れ込んでいた偽造品は10万7,946枚、額面にして107億9,460万円分にのぼりました。当時の台紙には番号も偽造防止の加工もなかったことが、被害を広げた一因といわれています。
この一件のあと、記念貨幣には偽造を防ぐ加工が入るようになりました。裏を返せば、御在位60年の10万円金貨だけは今も真贋の確認が欠かせない品だということ。買取の目安に35万円から50万円という広い幅があるのは、この確認の手間も含んだ数字だからです。
日本の旧金貨(明治・大正・昭和)の買取相場
旧金貨は年号ひとつで数十万円と数千万円に分かれます。明治3年から25年まで作られた旧20円金貨がその代表で、明治3年なら450万〜650万円、明治10年になると3,000万円という金額が付きます。同じ大きさ、同じ金の量なのに、この差です。
| 金貨・年号 | 重さ・品位 | 買取の目安 |
|---|---|---|
| 旧20円金貨 明治3年 | 33.33g・金900 | 約450万〜650万円 |
| 旧20円金貨 明治10年 | 33.33g・金900 | 約3,000万円 |
| 旧20円金貨 明治13年 | 33.33g・金900 | 約1,500万円 |
| 新20円金貨 明治30〜44年 | 16.67g・金900 | 約43万〜65万円 |
| 新20円金貨 大正元年〜9年 | 16.67g・金900 | 約43万〜51万円 |
| 新20円金貨 昭和5〜7年 | 16.67g・金900 | 約420万〜850万円 |
差を生んでいるのは発行枚数です。旧20円金貨の明治3年は46,139枚が作られましたが、明治13年はわずか103枚。残っている数が、そのまま値段に出ます。昭和5年から7年の新20円金貨も、輸出用に作られて国内にほとんど残らなかったため、同じ品でも桁が変わります。

ここで注目してほしいのが、新20円金貨の大正年号です。16.67gの金900なので、含まれる純金は15gほど。2026年7月の相場で計算すると約34万円ぶんです。それが43万〜51万円で取引されるということは、金の値段のうえに9万〜17万円が乗っているという計算になります。この上乗せが「年号の値段」なのです。
もうひとつ金額を動かすのが、鑑定機関の評価です。アメリカのPCGSやNGCといった機関は、金貨の状態を数字で格付けし、透明な樹脂の容器に封入した状態で返します。この容器入りのものは状態が保証されるぶん高く、旧20円金貨の明治9年なら、通常の美品が約1,150万円のところ鑑定済みで約1,250万円という差が出ています。
旧金貨は昭和63年3月末で通用力を失っており、今は貨幣ではなく古銭として扱われます。だからこそ額面という下支えがなく、年号と状態がそのまま金額に出る品でもあるわけですね。同じ桐箱から古いお札が出てきたときは古紙幣・旧札の買取相場を確かめてみてください。
海外のアンティーク・記念金貨の買取相場
海外の金貨は、金の重さぶんに近い数万円から、記念仕様で十数万円台までが中心の帯です。旅行のみやげや贈答で持ち帰ったものが引き出しから出てくる、という手放し方が多い品でもあります。
| 金貨の種類 | 買取の目安 |
|---|---|
| 1989年 エリザベス2世 500周年記念ソブリン金貨 | 148,000円の買取実績 |
| 中華人民共和国成立三十周年記念金貨(組物) | 279,000円の買取実績 |
| マン島キャット金貨 1/5オンス | 約120,000〜140,000円 |
| ペンギン金貨 1/5オンス | 約130,000〜150,000円 |
| パンダ金貨・ナポレオン金貨など | 純金の量と発行年で変動 |
イギリスのソブリン金貨は、19世紀から現在まで作られ続けている息の長い金貨。通常年号のものは金の重さぶんで計算されますが、記念の年に少数だけ作られたもの、専用の箱に収まったものは別の値段が付きます。同じ絵柄でも仕上げと付属品で変わる、という点で日本の記念金貨とよく似ています。

変わり種が中国のパンダ金貨です。地金型でありながら図柄が毎年変わるため、集める人にとっての値打ちも乗ります。発行枚数の少ない年や図柄の人気が高い年は、金の重さぶんを超える金額が付くこともあり、この記事で見てきた二本立ての例外にあたる金貨だと言えます。
逆に注意したいのが、金貨の形をしたみやげ物です。極端に薄いメダル、記念プレート、金色の合金でできた記念品は、金貨ではありません。額面と発行国の名前が入っているかどうかが、まずの目印になります。
偽物・加工された金貨・状態の悪い金貨の買取相場
金メッキやタングステン入りの偽物は買取不可、加工された本物は金の重さぶんまで下がります。金貨は形を変えられた時点で集める人にとっての値打ちが消え、素材だけの金額に戻る品です。
| 状態 | 買取の扱い |
|---|---|
| 金メッキ・タングステン入りの偽物 | 買取不可 |
| 穴を開けた・縁を削った金貨 | 金の重さぶんまで |
| ペンダント・指輪に加工されたもの | 金の重さぶん+枠の貴金属 |
| 鏡面の仕上げに指紋・拭き傷があるもの | 減額の対象 |
| 専用の箱・保証書を失くしたもの | 記念金貨で減額の対象 |
ペンダントに加工された金貨は、母や祖母の形見として出てくることの多い品です。枠から外せば金貨に戻る、と考えたくなりますが、枠を留めるために縁へ手を加えているものが大半。外した跡は消えません。外さずそのまま見てもらったほうが、金貨と枠の両方を評価してもらえます。
ここまでを整理すると、金貨の相場は「金として何gぶんか」を土台に、年号・発行枚数・付属品の上乗せがどれだけ乗るかで決まります。土台のほうは自分でも計算できますが、上乗せのほうは実物を見ないと判断できません。だからこそ、金の重さだけで即答してくる相手に出すのはもったいないわけです。
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金相場は毎日動く|金貨の「いくら」は時点とセットで見る
金貨の買取金額は、同じ品でも週が変われば数万円動きます。金の店頭買取価格は1日で数百円単位の値動きがあり、純金1オンスの金貨なら、1日で1万円以上動く日も珍しくありません。ネットで見つけた「〇〇金貨は〇〇円」という数字は、いつの時点のものかを必ず確かめてください。
地金型金貨は金相場の何割で決まるのか
地金型金貨の買取金額は、その日の金の買取単価×純金の重さから、業者の取り分を数%引いた水準に落ち着きます。2026年7月24日の店頭買取価格23,163円/gで純金1オンスを計算すると約72万円。実際の買取参考価格が71万円台に並ぶのは、この計算の結果です。
言い換えると、地金型金貨は業者ごとの差が付きにくい品です。土台になる金相場が全員同じだからですね。差が出るとすれば、手数料の引き方と、まとめて出したときの扱いくらい。金額の高さより、余計な手数料を引かれないかを見たほうが実になります。
記念金貨には額面という下限がある
10万円金貨や1万円金貨は今も有効な貨幣で、銀行に持ち込めば額面どおりに使えます。つまり10万円金貨には「最低でも10万円」という下限があるということ。提示された金額が額面を下回っていたら、その場で断って構いません。
もっとも、額面で使ってしまうのはもったいない話です。純金20gの10万円金貨なら、金だけで46万円ぶん。額面はあくまで最後の逃げ道であって、実際には買取に出したほうが3倍以上になります。
この下限があるかどうかが、記念金貨と旧金貨の大きな違いです。明治の旧金貨は貨幣として使えないぶん、状態が悪ければ金の重さぶんまで落ちます。
総合リユース店で金貨が安くなりやすい理由
幅広い品を扱う総合リユース店では、金貨が「金の重さぶん」で計算されて終わることがあります。売り先が国内の自店の棚に限られているため、集める人へ渡すという道筋を持ちにくいのが理由です。棚に並べて売れないものは、溶かして地金にするしかありません。
さきほどの新20円金貨・大正年号で考えると分かりやすいでしょう。金の重さぶんなら約34万円。年号を評価してもらえれば43万〜51万円。この9万〜17万円の差が、売り先の幅の差そのものです。
あわせて、全ジャンルを扱う店では査定が相場表に沿った作業になりやすく、店舗や担当者によって基準がばらつきます。同じ金貨を別の店に持ち込んだら金額が違った、という話が起きるのはこのためです。金相場という共通の土台がある地金型金貨なら差は小さく済みますが、年号で値が動く金貨ほど差が開きます。
金貨の金額は、その日の金相場という動く土台のうえに乗っています。数字を見るときは必ず日付とセットで。そして年号のある金貨ほど、土台だけで計算しない相手を選べるかどうかが、そのまま手取りに響きます。
偽物の金貨を疑うときに確かめる4つの点
金貨の偽物を家で見分けるなら、重さ・直径・磁石・刻印の4点を確かめます。ただしこの4点を全部通っても本物と断言はできません。近年の偽物は金と比重の近いタングステンを芯に使い、そのうえから金をたっぷり被せているためです。あくまで「明らかにおかしいものを弾く」ための確認だと思ってください。
重さと直径を実測する
いちばん頼りになるのが重さです。金貨は発行国が量目を決めて作っているため、本物なら誤差はごくわずか。旧20円金貨なら33.33g、御在位60年の10万円金貨なら20.0gと決まっています。1g以上ずれていたら偽物を疑ってよい水準です。
直径も同じで、旧20円金貨は35.06mm、新20円金貨は28.78mm、御在位60年の10万円金貨は30.0mm。0.1g単位のはかりとノギスがあれば家でも測れます。縁の高さが不自然に増している金貨は、比重を合わせるために中身を差し替えている疑いがあります。
磁石に反応しないかを見る
金は磁石に付きません。近づけて引き寄せられるようなら、鉄やニッケルを芯にした偽物です。強力な磁石を数百円で買えるので、いちばん手軽な確認になります。
ただしタングステンも磁石には付きません。この確認で弾けるのは、あくまで安価な偽物だけ。反応しなかったからといって安心はできない、という点は覚えておいてください。
刻印の彫りの深さと文字の輪郭を見る
本物の金貨は刻印が深く、文字の輪郭が鋭く立っています。金型で強く打ち出しているためです。対してタングステンを芯にした偽物は、表面をレーザーで浅く印字したものが多く、文字がぼんやりして見えます。
手元に同じ種類の本物があれば、並べて見比べるのがいちばん早い方法。1枚しかないときは、公式の造幣機関や買取店が公開している拡大写真と照らし合わせてみてください。文字の間隔や菊の花びらの本数など、細かいところで違いが出ます。
タングステン入りは素人判断では届かない
芯にタングステン、その上に銅、さらに金メッキを重ねた三層の偽物には、試金石も比重測定も通用しません。タングステンの比重が金にきわめて近く、表面を削って調べても金しか出てこないためです。
ここまで来ると、超音波や蛍光X線で中身を見る機械が要ります。個人で買える道具ではありません。高額な金貨ほど、本物かどうかの判断そのものを専門の査定に任せたほうが安全です。
4点の確認は、家でできる範囲の足切りとしては有効です。ただ最終的な真贋の判断は、機械と経験にゆだねる領分です。「重さも直径も合っているのに、なぜか金額が低い」と言われたときは、その理由を説明してもらえるかどうかで相手を測るのがいいでしょう。
買取金額を落とさない金貨の扱い方
金貨で最もやってはいけないのが、磨くことです。金は柔らかい金属なので、布で拭くだけでも細かい傷が入ります。鏡のように仕上げられた記念金貨は、その面の美しさに値段が乗っているため、拭き傷ひとつで減額の対象になります。汚れているように見えても、そのまま出してください。
素手で触るのも避けたいところです。指の皮脂が付くと、時間が経ってから曇りや変色として浮き上がってきます。どうしても持つときは縁だけをつまむか、綿の手袋を使うのが基本になります。
- 透明な板や樹脂の容器に入っているものは、封を切らずそのまま出す
- 専用の箱・証明書・説明書は、金貨と一緒にひとまとめにしておく
- 複数枚あるときは、重ならないように分けて包む(こすれ傷を防ぐため)
- 湿気の多い場所を避け、乾燥剤と一緒に保管する
- 自分で価値を判断して、安そうなものを外して持ち込まない
最後の1点は、金貨でとくに損が出やすいところです。台紙が黄ばんだ古い記念金貨、外国の見慣れない金貨、金色に見えるだけのメダル——素人目には区別が付きません。実際、明治41年の新10円金貨が説明書付きで13万円になった買取実績もあります。まとめて見てもらえば、間違って捨てる心配もなくなります。
金貨は「何もしないで持っていく」のが正解に近い品です。手を加えるほど金額が下がる。この一点だけ覚えておけば、まず失敗しません。
金貨の買取金額を上げる5つのポイント
金貨で金額を伸ばす手立ては、比べる・そろえる・開けない・時期を選ぶ・書類を探すの5つです。どれも品物そのものに手を加えない方法。金貨は磨いたり直したりするほど下がる品なので、上げるための行動は品物の外側に集まります。
3社以上に見てもらって金額を比べる
金貨は業者による差が出やすい品なので、最低でも3社に見てもらってから決めるのが安全です。金相場という共通の土台がある地金型金貨なら差は小さく収まりますが、年号でプレミアの乗る金貨は評価する目の有無で金額が変わります。
手間に思えるかもしれませんが、査定そのものは無料で受けられます。1社目の金額を持ったまま2社目に行けば、上乗せの余地があるかどうかもその場で分かります。
箱・証明書・説明書をそろえて出す
記念金貨は付属品がそろっているだけで金額が上がります。次に買う人へそのまま渡せる状態かどうかを見られるためです。専用の木箱、造幣局の証明書、購入時の説明書——このあたりが同じ引き出しに眠っていないか探してみてください。
実際、明治41年の新10円金貨は説明書が付いた状態で13万円という買取実績が出ています。紙1枚の有無で数千円から数万円が動く品だと思っておくと、探す手間も惜しくなくなるでしょう。
鑑定機関の容器に入ったものは開けない
透明な樹脂の容器に封入され、番号と格付けの書かれたラベルが入っている金貨は、絶対に開封しないでください。PCGSやNGCといった鑑定機関が状態を保証した印であり、封を切った時点でその保証が消えます。
中身を手に取りたいという気持ちは分かりますが、開けて得られるものはありません。ラベルには格付けの記号と通し番号が入っていて、査定する側はそれを見れば状態の判断を省けます。封のままのほうが話が早く進むわけですね。
金相場が高い時期を選ぶ(金貨の種類によっては待っても変わらない)
地金型金貨と、純金を多く含む記念金貨は、金相場が高い時期に出すほど金額が伸びます。金の買取単価は各社が毎営業日に公表しているので、急ぎでなければ数日ぶんの推移を見てから決める価値があります。
ただし、待つ意味のない金貨もあります。明治の旧金貨のように年号でプレミアが乗るものは、金額の大部分が金相場と関係のないところで決まっているためです。1か月待っても数千円しか変わらない一方で、価値に気づかないまま置いておくほうが取り違えの危険は増えます。手元の金貨がどちらなのかを先に見極めてください。
買ったときの書類を探しておく
購入時の領収書や明細が残っていると、売ったあとの税金の計算が楽になります。金貨を売って出た利益は、売れた金額から買ったときの金額を引いて求めるもの。買値が分からないと、この計算でつまずきます。
もうひとつ、正規の販売店で買った記録は真贋の裏づけにもなります。金庫や仏壇まわりを探すときは、金貨だけでなく封筒や紙類にも目を通しておいてください。
5つのうち、金額をいちばん動かすのは最初の1つです。金貨は品物の状態を良くすることができない代わりに、見てもらう相手を選ぶだけで数万円から数十万円の差が出ます。手を加えず、そのまま複数の目に通す。これが金貨で損をしない進め方になります。
金貨を売る3つの方法と、それぞれの向き不向き
金貨の売り先は、フリマアプリ・総合リユース店や金券ショップ・古銭や貴金属を扱う買取業者の3つに分かれます。ただしフリマアプリは、そもそも金貨の多くが出品できません。実質的には残り2つからの選択になります。
| 売り方 | 手間 | 金額の傾向 |
|---|---|---|
| フリマアプリ | 出品・梱包・発送 | 地金型・有効な記念貨幣は出品禁止 |
| 総合リユース店・金券ショップ | 持ち込み・待ち時間 | 金の重さぶんで計算されやすい |
| 買取業者の店頭 | 持ち込み・予約 | 年号や希少性まで見てもらえる |
| 買取業者の宅配 | 梱包・発送 | 古銭は対象外にしている業者が多い |
| 買取業者の出張 | 申し込みと在宅のみ | 店頭とほぼ同じ |
金貨は小さくて軽い品なので、どの売り方も物理的には可能です。それでも選び方に差が出るのは、1枚あたりの金額が大きいことと、真贋の判断が要ることの2つが理由になります。順に見ていきます。

フリマアプリ|地金型金貨と有効な記念貨幣は出品できない
メルカリは禁止されている出品物として、貴金属の地金と地金型金貨を明記しています。あわせて、現在有効な国内の貨幣も禁止対象で、これには「貨幣として有効な記念硬貨やミントセット、プルーフ硬貨」も含まれると案内されています。
つまりメイプルリーフもウィーンも、10万円金貨も1万円金貨も出品できません。出しても削除や利用の制限を受けることになります。手数料を計算する以前の話なのです。
出品できるのは、貨幣として使えなくなった明治の旧金貨など古銭にあたるものだけ。ところがその旧金貨こそ、年号と真贋で桁が変わる品です。写真だけを見た個人の買い手が正しい値を付けてくれるとは限らず、偽物だと言われて返品を求められるやり取りも起きます。数十万円の品でその手間を負うのは、割に合わないでしょう。
総合リユース店・金券ショップ|金の重さで計算されやすい
近所に店があってその日のうちに現金化できる、というのが最大の利点です。地金型金貨のように金相場だけで決まる品なら、ここで済ませても大きな損は出ません。
気をつけたいのは、年号でプレミアの乗る金貨を混ぜて出すとき。さきほど触れたとおり、売り先が国内の店頭に限られる業態では、集める人向けの上乗せが金額に反映されにくくなります。明治の旧金貨や記念金貨が混ざっているなら、そこだけでも別に見てもらう価値があります。
もうひとつ、高額な金貨を持って店まで移動すること自体の負担もあります。数十万円の品を鞄に入れて電車に乗る時間は、短いほうがいいはずです。
古銭・貴金属の買取業者|持ち込むか、来てもらうかの二択
年号や希少性まで含めて評価してもらえるのが、専門に扱う業者に出す最大の利点です。ただし金貨や古銭は、小さくて送れる品でありながら宅配買取の対象から外している業者が少なくありません。実際、福ちゃんも公式サイトで「古銭(硬貨・紙幣)の買取は出張・店頭買取のみ」と案内しています。
理由は品物の性質にあります。1枚で数十万円になるうえ真贋の確認が要るため、対面で確かめながら金額を出す進め方が向いているのです。発送中の紛失や破損に備えた補償額が、金貨1枚の値段に届かないという事情もあります。
つまり金貨は、実際には「店頭に持ち込む」か「自宅まで来てもらう」かの二択になります。宅配で送るつもりで箱を用意する前に、この点を確かめておいてください。
出張なら、家から品物を動かさずに済みます。査定の様子を目の前で見られるので、どの金貨にいくら付いたのかを1枚ずつ確かめられるのも利点です。出張買取を扱う業者は数多くありますが、この記事でおすすめしている買取サービスは「福ちゃん」。金貨の具体的な強みは、こちらで詳しくお伝えしています。
金貨はフリマという道がほぼ閉ざされている品です。そのぶん、どの業者にどの方法で見てもらうかが、そのまま手取りに跳ね返ります。
金貨を任せてよい業者かを見分ける4つの目
金貨のように1枚が高額で、しかも真贋の判断が要る品ほど、相手選びが金額を左右します。見るべき点は多くありません。許可・実績・説明・断る自由の4つです。
古物商許可を掲げているか
中古品の買取を仕事にするには、都道府県の公安委員会から古物商の許可を受けている必要があります。公式サイトや会社概要に許可番号が載っているかを確かめてください。載せていない相手は、それだけで候補から外して構いません。
訪問して買い取る場合は、身分証の提示を求められるのも決まりのうちです。手続きが丁寧なほど、後から揉めにくくなります。
金貨の買取実績を品名と金額で公開しているか
「高価買取」とだけ書いてある会社より、品名と金額を並べている会社のほうが信用できます。旧10円金貨の明治4年、新20円金貨の大正4年——このくらい具体的に出ていれば、実際にその金貨を扱ってきた証しになります。
あわせて見たいのが、実績の買取日です。金相場が動く品なので、いつの金額なのかが書かれていないと比較のしようがありません。日付が入っているかどうかも、誠実さの目安になります。
金額の内訳をその場で説明できるか
金貨の金額は「金の重さぶん」と「年号や状態の上乗せ」に分けて説明できるはずです。合計額だけを言って内訳を濁す相手は、片方しか見ていない可能性があります。
その日の金の買取単価がいくらで、この金貨に純金が何g入っているか。ここを聞けば、手元でも検算できます。数字を出すのを嫌がらない相手を選んでください。
断る自由が最後まで残っているか
金額に納得できなければ、すべて断って持ち帰れるのが正しい買取です。「今日決めてくれたら上乗せする」と急がせる、まとめてでないと受けないと言う——こうした持ちかけ方をする相手とは、そこで話を終えて構いません。
1社目で決めなければならない理由は、どこにもありません。遺品として出てきた金貨をどう扱うかで迷っているなら、遺品買取で売れるものの整理もあわせて確認しておくと、他の品と合わせた進め方が見えてきます。
4つの目はどれも、専門知識なしで確かめられるものばかりです。金貨そのものを見分けるより、金貨を見分けられる相手を見分けるほうが、ずっと現実に近い作業だと言えます。
金貨は福ちゃんの出張買取で、しまってある形のまま見てもらう
福ちゃんは古銭・金貨を正式な取扱品目に掲げ、出張買取と店舗買取で受け付けています。古銭は宅配の対象外だと公式に明記されているため、家から動かさずに済ませたいなら出張が本線。公式サイトの金貨買取のページには、メイプルリーフやウィーンといった地金型金貨から、旧一圓金貨・新二十円金貨といった日本の旧金貨まで、扱う品が名前で並んでいます。実際に利用した人の声は福ちゃんの評判記事でまとめました。

出張買取とは|断ってよいことが決まっている売り方
出張買取は、査定する人が自宅まで来て、その場で金額を出す売り方です。玄関先やテーブルの上で1点ずつ確認していくので、金貨のように小さい品でも数える手間が要りません。出張料・査定料・キャンセル料・振込手数料は、どこも無料としているのが業界の標準です。
対面で断れるだろうか、という不安を持つ人は少なくありません。ここははっきりしています。納得できなければ費用ゼロで断れますし、5枚のうち2枚だけ売って3枚は手元に残す、という決め方もできます。全部まとめて手放す必要はありません。
さらに、訪問して買い取るサービスは特定商取引法の訪問購入にあたり、契約から8日以内なら無条件で解約できます(一部の品目を除く)。その場でサインしたあとでも考え直せる、という制度が背後にあるわけです。「キャンセルはできない」と告げる業者は、この決まりに反しています。
福ちゃんが金貨の手放し先に向いている4つの理由
金貨に限って言えば、決め手になるのは「年号を見てもらえるか」と「他の品と一度に済むか」の2点です。福ちゃんはそのどちらも押さえています。
- 自社の売り先を持ち、金の重さだけで終わらせない/旧金貨や記念金貨の年号・状態まで見たうえで金額を出します
- 古銭・切手・貴金属・骨董まで一度に頼める/金貨と同じ引き出しから出てくる品をまとめて任せられます
- レディースプランで女性スタッフを指名できる/一人で在宅する日でも頼みやすくなります
- 社名の入っていない車で訪問する/高額な品を売ったことが近所に伝わりません
4つ目は、金貨では地味に大きい点です。数十万円の品が家にあると分かる状況は、避けられるなら避けたいもの。公式サイトでも社名の入っていない社用車を使うことを明記しています。



3枚とも出張買取での実績で、買取日は2026年3月です。出典は福ちゃん公式サイトの金貨買取ページ。金額は買取当時の金相場によるもので、状態・年号・付属品によって同じ品名でも変わります。
金貨と一緒に出てきやすいもの
金貨がしまってある場所からは、たいてい他の品も一緒に出てきます。桐箱や金庫、仏壇の引き出し。金貨だけを抜き出して査定に出すより、その一帯をまとめて見てもらったほうが早く終わります。
- 記念硬貨・プルーフ貨幣セット・古い紙幣
- 切手のアルバム、シートのまま束になった記念切手
- 指輪・ネックレスなどの貴金属、片方だけのイヤリング
- 勲章・記章、腕時計、万年筆
- 掛軸・茶道具・古い食器といった骨董の品
金貨は、家の中でいちばん厳重にしまわれている品のひとつです。そのぶん、同じ場所に大事なものが集まっている。まとめて見てもらえる相手を選ぶと、片づけそのものが一度で片が付きます。
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※ キャンペーンは出張買取で1回5,000円以上の成約が条件、毎月最大30名への抽選です。契約書を受け取った日から8日間クーリングオフができます。値段がつかなかった品の無料引き取りはありません。古銭(硬貨・紙幣)の買取は出張・店頭のみの対応です。 訪問できる日時は地域と混雑状況によって変わります。キャンペーンは毎月実施の抽選制で、予告なく変更・終了する場合があります。
スラブのまま預けるまでの4つの場面
申し込みから金額を受け取るまで、実際に手を動かす時間は合わせて40分ほどです。申し込みが3分、当日の査定が30分前後。金貨だけなら、これよりさらに短く終わります。

STEP1 Web・電話・LINEで申し込む(約3分)
名前・住所・電話番号と、売りたい品の種類を伝えるだけで済みます。金貨なら「記念の金貨が数枚と、古い外国のコイン」といった程度の伝え方で構いません。枚数が分からなくても問題ありません。
写真を送れるなら、この時点で送っておくと当日の話が早くなります。台紙に入ったままの記念金貨は、封を切らずに撮ってください。
STEP2 訪問の日時を決める(申し込み後すぐ)
折り返しの連絡で、訪問する日と時間を決めます。混み具合にもよりますが、最短で当日に来てもらえることもあります。
女性スタッフを希望するなら、この段階で伝えておきます。当日は身分証が要るので、免許証か保険証を用意しておいてください。
STEP3 自宅で査定を受ける(30分前後)
持ってきた道具で重さと直径を測り、1枚ずつ金額を出していきます。その日の金の買取単価をもとに計算するので、地金型金貨なら目の前で数字が組み立てられていくのが分かります。
年号でプレミアの乗る金貨は、ここで理由を聞いておくといいでしょう。「この年号は発行枚数が少ないので上乗せしています」といった説明が返ってくるはずです。
STEP4 金額を聞いて決める(その場で受け取りも可)
提示された金額に納得できたら、その場で現金か振込を選びます。金額に納得できなければ、費用は一切かからずに断れます。1枚だけ売って残りは手元に置く、という決め方も自由です。
売買が成立したときは、品名と金額の書かれた書面を受け取ります。あとで確認できるよう、控えは必ず保管しておいてください。
4つの段階を通して、家から品物を動かす場面はありません。数十万円の金貨を鞄に入れて出かけるより、はるかに気楽な進め方でしょう。
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値段がつかなかった金貨・金色のコインはどうする
金メッキの記念メダルや金色の合金でできたみやげ物は、値段が付かないことがほとんどです。金貨と一緒に保管されていても、素材が金でなければ買取の対象になりません。
このとき、業者によって対応が分かれます。値段は付かないけれど無料で引き取る、と申し出てくれる会社もあれば、買い取れないものは引き取らないという会社もあります。持ち込んだ場合は、そのまま持ち帰ることになるわけです。
気になるなら、申し込みの段階で「値段が付かないものも引き取ってもらえますか」と聞いておくのがいちばん確実。電話でもLINEでも答えてもらえます。自宅まで来てもらう出張なら、少なくとも持ち帰る労力はかかりません。
なお、金メッキのメダルであっても捨てる前に一度見せてください。金メッキだと思っていたものが本物の記念金貨だった、という取り違えは実際に起きます。判断を先にしないほうが、結果として損をしません。
金貨を売ったあとの税金|50万円の控除と200万円の届け出
金貨を売って出た利益は譲渡所得にあたり、年間50万円の特別控除があります。買ったときの値段より高く売れて、その差額が50万円を超えたときに確定申告が要る、という決まりです。売れた金額が50万円ではなく、あくまで利益が基準になります。
持っていた期間も金額に関わります。国税庁の案内では、保有5年以内なら利益の全額が課税の対象、5年を超えていれば利益の2分の1だけが対象。実家から出てきた古い金貨は、たいてい後者にあたります。
もうひとつ知っておきたいのが、金やプラチナ、コインを1回で200万円を超えて売った場合。買取業者から税務署へ支払調書が提出されます。隠すためのものではなく、申告を正しく行うための決まりです。買ったときの金額が分かる書類が残っていれば、利益の計算がしやすくなります。
とはいえ、相続で受け継いだ金貨は取得時の値段が分からないことも多いもの。その場合の扱いは事情によって変わるため、金額が大きくなりそうなときは税務署か税理士に確認しておくと安心です。税金の話を先に押さえておけば、高い金額が出たときに慌てずに済みます。
金貨の買取でよくある質問
- 金貨は磨いてから持って行ったほうがいいですか?
-
いいえ、磨かないでください。
金は柔らかく、布で拭くだけでも細かい傷が入ります。鏡のような仕上げの記念金貨はとくに、拭き傷が減額につながります。汚れて見えてもそのままお出しください。
- 記念金貨は銀行で額面どおりに使えますか?
-
はい、現在有効な記念貨幣は額面で使えます。
ただし純金20gの10万円金貨なら、金だけで46万円ぶん。額面で使うのは最後の逃げ道と考えて、まずは買取の金額を確かめたほうが得です。
- 金貨をメルカリで売ることはできますか?
-
いいえ、地金型金貨と有効な記念貨幣は出品が禁止されています。
メルカリは禁止されている出品物として貴金属の地金・地金型金貨・現在有効な貨幣を挙げており、貨幣として使える記念硬貨も含まれます。出品できるのは通用力を失った古銭にあたるものだけです。
- 出張買取で、押し買いや断れない心配はありませんか?
-
いいえ、納得できなければ無料で断れます。
1枚ずつ売る・売らないを選べますし、出張料も査定料もかかりません。訪問して買い取る取引は契約から8日以内なら無条件で解約できる決まりもあります(一部の品目を除く)。
- 金貨を売ると税金はかかりますか?
-
利益が年50万円を超えると確定申告が必要です。
売れた金額ではなく、買ったときとの差額が基準。保有5年超なら利益の2分の1だけが課税の対象になります。1回で200万円を超える売却は、業者から税務署へ支払調書が出されます。
- 金貨1枚だけでも出張買取に来てもらえますか?
-
はい、1枚から相談できます。
金貨は1枚でも数十万円になる品なので、点数の少なさが断られる理由にはなりません。心配なら申し込みのときに枚数を伝えて確認しておくと確実です。
- 本物か偽物か分からない金貨も見てもらえますか?
-
はい、真贋の確認を含めて査定してもらえます。
タングステンを芯にした偽物は家庭では見抜けません。重さと直径を測って怪しいと思ったものも、そのまま持ち込まず一緒に見てもらってください。
- 専用の箱や証明書をなくしていても売れますか?
-
はい、金貨だけでも売れます。
記念金貨は付属品がそろっているほうが金額は上がりますが、なくても金の重さぶんは確保されます。探して見つかったら一緒に、見つからなければそのままで構いません。
金貨を納得して手放すための要点まとめ
金貨の金額は、金という素材の値段と、年号や希少性という上乗せの合計で決まります。前者は毎日動き、後者は実物を見ないと分かりません。この2つを分けて考えられるようになれば、どこへ出すべきかの判断は難しくないはずです。
- 地金型金貨は純金1オンスで約70万円台前半。デザインや発行国では差が付かない
- 日本の記念金貨は10万円金貨で約35万〜62万円、1万円金貨で約30万〜41万円
- 明治の旧金貨は年号で桁が変わり、旧20円金貨の明治10年は約3,000万円
- 金相場は毎日動くので、金額は必ず「いつの時点か」とセットで見る。相場を待つ意味があるのは地金型と純金の多い記念金貨だけ
- 10万円金貨や1万円金貨は今も有効な貨幣で、額面という下限がある
- 売り先が国内の店頭に限られる業態では、年号の上乗せが金額に乗りにくい
- 磨かない・素手で触らない・封を切らないのが金額を守る基本。偽物は重さ・直径・磁石・刻印で足切りする
- 金額を上げる手立ては、3社以上で比べる・箱や証明書をそろえる・鑑定容器を開けないの3つ
- メルカリは地金型金貨と有効な記念貨幣の出品を禁止している
- 利益が年50万円を超えたら確定申告。200万円超の売却は支払調書が出る
迷ったときは、自分で選り分けないことです。金色のコインをひとまとめにして、そのまま見てもらう。それが金貨でいちばん損の出にくい進め方になります。
金の相場は毎日動く。動いているうちに数字を知る
金貨の値段は、地金部分が毎日の相場に連動して動きます。株のように上下する数字が、そのまま下値を押し上げたり押し下げたりする。「そのうち」と先延ばしにしている間も、価格は勝手に変わり続けています。
だからこそ、いま時点の数字を一度知っておく意味があります。売ると決めた人だけのものではありません。地金として何円、プレミアの乗る分が何円。この2つに分けて聞いておけば、次に相場を見たときに自分で判断できるようになります。
もうひとつ、金貨には持ち歩きたくないという事情があります。1枚で数十万円になる品を鞄に入れて電車に乗る気の重さは、実際に持ってみると分かるもの。自宅で数字を聞けるなら、その負担は最初からありません。
いまの数字を聞くだけなら、支払いは一切ありません。金庫や仏壇の奥に眠っていた金貨が、納得のいく数字で次の持ち主へ渡ることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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